入れ歯の治療の流れと材料による違い
入れ歯治療の流れ
①型をとります
②かみ合わせの位置を決めます
③人口の歯を並べ、仮の入れ歯を作成します`
④かみ合わせのチェックをします
⑤技工所で入れ歯を制作します※来院の必要はありませんが、1週間以上お待ちいただくことがあります
⑥装着して調整します※調整のため、数回ご来院いただきます。
入れ歯に使用する素材
金属床
入れ歯の床にコバルトクロムやチタンなどを使用。精度が高いといわれ、厚みも薄く作ることができます。
プラスチック床
健康保険が利用できます。強度を保つため、厚く作る必要があります。変形しやすく、 割れてしまうこともあります。
材料や方法による違い
入れ歯の治療は、使用する材料により 主に3つの点で違いがあります。
違いその1:違和感(薄さ)
違和感が少ない「違和感の緩和を求めるなら」
プラスチック床の入れ歯は、強度を保つため、厚く製作する必要があります。これが大きな違和感の原因です。 金属床なら薄くて丈夫な入れ歯が作れるので、違和感も最小限にすることが可能です。
違いその2:安定性(よく噛める)
しっかり噛める「摩耗が気になるなら」
プラスチック床は強く噛むとたわんでしまいます。さらに長期間の使用により少しずつ変形し、徐々に噛めなくなってきます。場合によっては噛めないばかりでなく、痛みを生じるということもあるようです。 金属床なら、たわみや変形も少ないので、しっかりと安定した噛み心地になります。
違いその3:温かさ・冷たさを感じる
熱が伝わる「美味しさをより感じたいなら」
上あごをおおう入れ歯の場合、プラスチック床では温かいものや冷たいものを食べても熱を感じにくくなります。 たとえば、温かいお茶を飲んでも、上あごはその温かさをあまり感じることができません。 その点、金属床は熱の伝導にも優れているので、食べ物の温かさや冷たさをしっかり感じることができます。