つめものの治療の流れと材料による違い
奥歯治療(つめもの)の流れ
①むし歯を削ります※麻酔をすることもあります
②型をとります
③技工所で装着物を制作します※院内で技工をすることもあります
④装着します
「つめもの」の治療に使用する素材
セラミック
お皿につかう陶材を歯科用に加工したもので、
色が白く、審美性に優れ、大変美しく仕上がります。
ゴールド
多少目立ちますが、とても適合がよく、
むし歯が再発しにくい素材と言われています。
銀歯
健康保険が適用できます。他の素材に比べ、むし歯の再発や金属アレルギーの危険性が高くなります。
材料による3つの違い
つめものには、使用する材料により 主に3つの点で違いがあります。
違いその1:美しさ
白くて自然な美しさ
小さなつめものでも、大きく口を開けて笑うとやはり見えています。その点、セラミックは白く美しいため、周りの人に気づかれることもほとんどありません。
違いその2:再発のリスク
二次むし歯の危険性
つめものは、歯との隙間にプラークがたまりやすく、むし歯が再発することもあります(二次むし歯)。このリスクが最も少ないのがゴールド。適度なやわらかさがあり、隙間もピッタリです。
違いその3:安全性
金属アレルギー
歯科用の金属は少しずつ溶け出して、金属アレルギーの原因になることもあります。オールセラミックなら金属を一切つかっていないので安心です。ゴールドも金属アレルギーになりにくい素材です。ゴールドと通常の銀歯をそれぞれ強酸に5分間つける実験をしてみると、銀歯のほうは金属イオンがとけだし真っ黒に酸化しているのに比べ、ゴールドのほうはほとんど変化がなかったという報告もあります。